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プリキュアセブン | このまえのおはなし | このつぎのおはなし

「炎と氷 限りなくプリキュアに近いブルー」 (ほのおとこおり かぎりなくプリキュアにちかいブルー)

ブードゥーキングダム。「夜(よる)の園(その)」侵攻(しんこう)の最前線(さいぜんせん)からしりぞき、プリキュア討伐(とうばつ)および「にじのかけら」収集(しゅうしゅう)をまかされることになった元幹部「王(おう)の側近(そっきん)」フィンチは、むのうな幹部勢(かんぶぜい)たちをボロクソにののしる。ゆいいつ有能(ゆうのう)といえたノミーは敵(てき)にねがえってしまった。あいた穴(あな)はふさがなくてはならないと、フィンチは不敵(ふてき)にわらう。そのころ、代樹(たいき)は性別(せいべつ)をたもったままプリキュアになるほうほうにとっかかりすらつかめず、うなだれていた。すべてをてにいれてきたじぶんが、 IS をてばなさないという強欲(ごうよく)のもと、その強欲(ごうよく)ゆえにほしいものをてにいれられない。こんなわらえることがあるだろうか。

司(つかさ)はひとり焼肉(やきにく)をしていた。フィンチというあらたな強敵(きょうてき)にたいする不安(ふあん)をかかえながらカルビとかやいていた。そのとき偶然(ぐうぜん)とおりかかった代樹(たいき)をつかまえてひとり焼肉(やきにく)はふたりやきにくになった。司(つかさ)はカルビとかやきながら、じぶんの心中(しんちゅう)をうちあける。しかし代樹(たいき)はカルビとかやきながらそんな司(つかさ)を叱咤(しった)する。じぶんのむねのうちがわからずにカルビをやくことしかできない司(つかさ)。代樹(たいき)は、気弱(きよわ)なかおをしている司(つかさ)をみるとなんだかむねがムカムカした。だがじぶんはどうなのだ。たにんにせっきょうできるほどりっぱなのだろうか。そのときフィンチがあらわれ、ちょうどはこばれてきたライスをカブラーンにかえてしまった。

ぎんシャリとたたかうキュアレッド。つよい! たいひしてレッド・カンパニーの出動(しゅつどう)を要請(ようせい)しようとする代樹(たいき)を、フィンチはとらえて誘惑(ゆうわく)する。われわれブードゥーキングダムのなかまにならないか? プリキュアなどよりよっぽどすばらしい闇(やみ)のパワーをあたえてやろう。代樹(たいき)は葛藤(かっとう)のすえ、なんとそれをうけいれてしまう。そして誕生(たんじょう)する「ダークブルー」。すさまじいパワーにたかわらいする代樹(たいき)だが、なんとそのちからでフィンチを攻撃(こうげき)する。おどろくキュアレッドとフィンチ。じぶんは「あたえられるもの」ではなく「うばうもの」。このちからはいただいたと、代樹(たいき)はキュアレッドとの共闘(きょうとう)を宣言(せんげん)する。

それでもフィンチのちからは圧倒的(あっとうてき)だった。そしてキュアレッドはきづく。じぶんがもっていた、ほんらい代樹(たいき)がもつはずだった青(あお)のプリキュアカードがひかりを……とてつもないちからをはっしていることに。ふとしたおもいつきでキュアレッドは赤(あか)と青(あお)のカードをいれかえる。すると、キュアレッドの右手(みぎて)に青(あお)いちからがやどった! そしてはなたれる、赤(あか)と青(あお)の必殺技(ひっさつわざ)「プリキュア・ファイアー・アンド・アイス」! あまりの威力(いりょく)に撤退(てったい)するフィンチ。キュアレッドがあらたにえたちから。代樹(たいき)はそれもいつかじぶんのものにするといいはなち、わらうのだった。

じかいよこく

つかさ「合体技(がったいわざ)……そういうのもあるのね」

マニー「あの技名(わざめい)ってじぶんでかんがえてるマニ?」

つかさ「いや……こう……心(こころ)のなかからわきだしてくるというか……」

マニー「そうマニか。てっきりノリノリで命名(めいめい)してるのかとおもったマニ」

つかさ「かっこいいよね」

マニー「……」

つかさ「プリキュアセブン、『秘拳炸裂(ひけんさくれつ)! 等(ひと)しく平等(びょうどう)な打撃(だげき)』」

つかさ「プリキュアセブン? ひとりでじゅうぶん!」

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