キングブラドとのたたかいのあと、あらわれたクイーンハーシュによって司(つかさ)は夜(よる)の園(その)で試練(しれん)をうけるようにいわれました。本来(ほんらい)ならことわるところだったけど、正直(しょうじき)いまのままキングブラドにかてるきがしなかったので、しぶしぶ司(つかさ)はそのはなしをうけることにしたんだ。司(つかさ)とマニーはクイーンハーシュにみちびかれるまま虹色(にじいろ)の橋(はし)をわたって、夜(よる)の園(その)へとむかったんだ。そこで伝説(でんせつ)のアイテム「ミラクルメモリ」のはなしをきかされたの。ミラクルメモリは夜(よる)の園(その)につたわる秘宝(ひほう)で、試練(しれん)をのりこえたプリキュアに奇跡(きせき)のちからをあたえてくれるんだって。
さっそく司(つかさ)とマニーはミラクルメモリがねむっているという「メモリの森(もり)」にむかった。不穏な気配がみちるメモリの森(もり)。司(つかさ)はキュアレッドに変身(へんしん)して、森(もり)のなかへとすすんでいったんだ。森(もり)のなかにうごめく「ハープーン」と呼ばれる獣(けもの)たち。キュアレッドひとりではかずがおおすぎる! それもそのはず、そもそもこの森(もり)は 7 にんそろったプリキュアたちがやってくる予定(よてい)だった場所(ばしょ)だからね。たったひとりでなんとかしようなんて都合(つごう)のいい話(はなし)だよまったく。にもかかわらずキュアレッドは奮闘(ふんとう)、マニーをまもりながら、にげるようにして森(もり)のおくへすすんでいく。
森(もり)のいちばんおくには封印(ふういん)されたミラクルメモリがあったんだ。ようやくたどりついた、とキュアレッドがちかづくと、メモリの防人(さきもり)「レインボーぼうや」があらわれた! いっきにきめる! とキュアレッドは渾身(こんしん)の「プリキュア・レッド・ライン 3.0」をはなつけど、えーっ、きかない!? でも複合技(ふくごうわざ)をうてば変身(へんしん)が解除(かいじょ)されちゃうかもしれない。どうしよう……そのとき、マニーがあることにきづいた。「レインボーぼうやは 7 色(しょく)のちからを一度(いちど)にぶつけないとたおせないマニ!」。つまりプリキュアが 7 にんいなければたおせないってこと? どうすれば。
そのとき、 7 まいのプリキュアカードすべてがひかりかがやいた! ちからの予感(よかん)。だけどこれに失敗(しっぱい)したらプリキュアの変身(へんしん)が解除(かいじょ)されて、たいへんなことになっちゃう。すこしだけなやむキュアレッドだったけど、キュアレッドのこころにみんなの顔(かお)がうかんで、そんななやみはふっとんじゃった。そしてはなたれる「プリキュア・レインボー・レイ」! 爆散(ばくさん)するレインボーぼうや。そしてミラクルメモリをゲット! だけど無理(むり)がたたって変身(へんしん)はもちろん解除(かいじょ)されちゃって、司(つかさ)じしんもつかれてたおれちゃった。だけどそのかおにはやりとげた笑顔(えがお)がうかんでいたんだ。
つかさ「みんなのちからをあわせた超必殺技(ちょうひっさつわざ)……そういうのもあるのね」
マニー「なあ、なんかちょいちょい死亡(しぼう)フラグたってるきがするんだけど、おまえ、しぬの?」
つかさ「やだなあ、そんなはずないじゃん。わたし、かえったらおいしいものいっぱいたべるんだ」
マニー「そうかマニ」
つかさ「そうだよ」
つかさ「プリキュアセブン、『フィンチ襲来(しゅうらい)! キュアレッド最後(さいご)の変身(へんしん)』」
マニー「最(さい)……おい」
つかさ「プリキュアセブン? ひとりでじゅうぶん!」