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プリキュアセブン | このまえのおはなし | このつぎのおはなし

「そして無限へと至るプリキュアセブン」(そしてむげんへといたるプリキュアセブン)

プリキュア・セプタプル・プライド」をもろにくらいたおれふすキングブラド。決着(けっちゃく)……したかにおもえたものの、依然(いぜん)として濃密(のうみつ)な闇(やみ)の気配(けはい)はきえない。それどころか嫌(いや)な予感(よかん)はふくれあがっていく。きづけばどこからか黒(くろ)いエネルギー……ライフエナジーがあつまってきていた。エナジードレイン、それも月虹(げっこう)の園(その)全体(ぜんたい)から!? そう、これがキングブラドの本領(ほんりょう)。しかしこれほど巨大(きょだい)なエネルギーをくらえば如何(いか)にキングブラドといえどたえられるものではない。それを可能(かのう)とする手段(しゅだん)……「グラヴィティーズレインボー」。

沈黙(ちんもく)の地(ち)、月虹(げっこう)の園(その)では代樹達(たいきたち)が空(そら)をみあげてぼうぜんとたちつくしていた。学園(がくえん)のみんなやレッド・カンパニーたちのカブラーンもアレに吸収(きゅうしゅう)されてしまった。もうこの世界(せかい)に人間(にんげん)は自分(じぶん)たちプリキュア候補(こうほ)しかのこっていない。ひざをついて絶望(ぜつぼう)するみいこだけど、みんながそれをさとす。「プライドは、司(つかさ)はきっとまだあきらめてない」。でもあんな相手(あいて)になにができる? そんなみいこに鈴(すず)はいうの。しんじるおもいやいのりをちからにかえるのがプリキュア。ここには 6 にんしかいないけど、そのおもいには、きっと、限界(げんかい)なんてない。

プライドは理解(りかい)する。みんなが心底(しんそこ)あきらめてないことを。そのときいつのまにかやってきていたクイーンハーシュがいうの。わたしのもつすべてのちからをどうたらこうたら。だけどプライドは、そばで所在(しょざい)なさげにしていたマニーにてをのばす。「いこうマニー」。そして発動(はつどう)する無限(むげん)の輝(かがや)きをはなつカード。誕生(たんじょう)したのは……「すべての絆(絆)を明日(あす)へとつなぐ! プリキュアセブン・無限(むげん)シルエット」! 得(え)たのはキングブラドと同等(どうとう)の体躯(たいく)。だけどその力(ちから)は、無限(むげん)。「『プリキュア――ッ!!』」。せまるブラドへとはなたれる「プリキュア・インフィニティ・プライド」! ――決着(けっちゃく)。

無限(むげん)シルエットは解除(かいじょ)された。星(ほし)の引力(いんりょく)にみちびかれて加速(かそく)していくプライドとマニー。このままでは地表(ちひょう)に激突(げきとつ)してしまう。「やるだけやった。このままおわってもいい」。いままでならそうかんがえていたかもしれない。だけどもうちがう。みんなのところにかえりたい。そして落下(らっか)するプライドたちのもとにあらわれたのはレッド・カンパニー。そして代樹(たいき)たちもいたの。力(ちから)をあわせてプライドをたすけるために。プライドはわらっているのかないているのかわからない顔(かお)でいったんだ。「ただいま」。そしてブードゥーキングダムとのたたかいは、おわった

じかいよこく

つかさ「決着(けっちゃく)ゥゥ――ッ! 無限(むげん)の力(ちから)をもつプリキュア! そういうのもあるのね!」

マニー「おわったマニー! これでこんなくだらん世界(せかい)ともおさらばマニー!」

つかさ「……かえっちゃうの?」

マニー「……」

つかさ「……そっか」

つかさ「プリキュアセブン、『プリキュア大戦(たいせん)』」

つかさ「ひとりでプリキュア、 7 にんぶん!」

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