2023、一桁の終わり
ルビコンの 9 月
発売自体は 8 月末でしたが、今月は『ARMORED CORE VI』の月でした。ちなみにトロコンは済んでおります。傑作、その評に尽きる。
抗う為にはニコラス・ケイジしかないんです、結局のところは。
その月に読んだ漫画など、気に留めておくべきことがあればメモってここに転載するんですが、今月はサボっちゃった。『ACVI』が楽しくてサ……。
あと劇場に足を運びたい作品がそこそこあったんですが、暑さもあって腰が重いぜ〜。
映画
- セッション
- やっと観た。非常に良かったですね。何が良いってよくこの短さに纏めたなと。「必要なもの」だけで成立した映画でした。
- 才能を追及する奴らがちゃんとイカれた形で描かれていて、フレッチャーなんて奴は人格的には絶対に受け入れがたいし訴えられて当然のクソ野郎なんですが、こういうイカれた人間との間でしか到達し得ない境地がある……らしい。その「境地」だけを描いた映画なので、この作品はその集大成となるセッションに向けて高潮していき、ただそれを以て終了となる。あの後で二人がどうなったのか、その後の音楽人生は、とかそんなものは一切関係ないし、考える必要もない。即興、刹那こそまさしく「セッション」という行為の醍醐味でしょう。
- ここまでやる必要はないですが、我々凡人(ロイヤル WE)は「理解できなさ」を通して天才という存在を理解したい願望を持っているので『ポンポさん』や『ブルージャイアント』が劇場版でいらん手心を加えられていたのが本当に嫌だったんですよね。
- ウィリーズ・ワンダーランド
- 一人の男が山村を通りかかり、車のトラブルで往生してしまった。結果として村の住人に助けられるのですが、車の修理代を払おうにもクレジットカードは使えず、現金を持ってない。結局働いて返すことになり、それが村のある遊園施設の夜勤で、まあ荒れてるので掃除してくれと。しかし実はその施設に設置されている動物ロボたちはこの世ならざる存在で、人を襲うのだ。過去にあったある出来事をきっかけに、村人たちはその施設に生贄を捧げ続けていた。ああ、全て罠だったのだ! 主人公である男は供物に選ばれてしまったのだ……。
- 『Five Nights at Freddy's』を強くオマージュした映画なんですが、これが『Five Nights at Freddy's』にならない決定的な理由がある。普通に展開していれば『Five Nights at Freddy's』になっていただろうし、なんだこれは『Five Nights at Freddy's』じゃないかと訴えられたかもしれない。この映画の主演、村人によって生贄に捧げられてしまった男がニコラス・ケイジでさえなければ。
- いや〜大好きだわ。なんて喉越しの良い映画なんですかね。圧倒的な恐怖や人智を越えた存在に人間の膂力なんて無意味なんです。抗う為にはニコラス・ケイジしかないんです、結局のところは。
成果物
記事
絵
スポンサーリンク